市ヶ谷ウィメンズヘルス&ウェルネスクリニック

フェノール療法PHENOL THERAPY

目次


このページについて

このページは子宮頸がん要精密検査と診断された方を対象に子宮を傷つけず、痛みもほとんどない方法でCIN1・CIN2を治療する「フェノール療法」をご案内するページです。

フェノール療法という新しい選択

子宮頸がん検診(各自治体実施等)で要精密検査となり、クリニックまたは病院で精密検査(コルポスコピー)をおこなった結果、子宮頸部上皮内腫瘍(CIN1、CIN2)と診断され、「しばらく様子を見ましょう」と言われたけれど、本当にこのままで大丈夫なのか…と不安を感じていませんか?

本コンテンツ対象者

子宮頸がん検診(各自治体実施等)で要精密検査になった方を対象とした内容です。

CINについて

子宮頸部異形成は子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。別名で子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:略してCIN)とも呼ばれます。

ウイルスが子宮頸部に長期間残存し、細胞の異形成が起こります。異形成には、軽度(CIN1)、中等度(CIN2)、重度(CIN3)の3段階があります。

経過観察が一般的なのはなぜ?

ほとんどのクリニックまたは病院で、子宮頸部上皮内腫瘍(CIN1、CIN2)と診断された場合は、治療をする事なく経過観察を行います。

CIN1やCIN2の場合、約半数の患者さんでは、そのまま自然治癒(消退)することがあるからです。

ですが「自然に治るかもしれない」と言われても、いつまで続くかわからない経過観察は、先の見えない不安やストレスを抱えがちです。

定期検診のたびに「進行していないか」「次は手術が必要になるのではないか」と心配になる方も少なくありません。

そんな方にこそ知ってほしいのが、フェノール療法です

当院で行っているフェノール療法は、子宮を傷つけず、痛みもほとんどない方法でCIN1・CIN2を治療することができます。

手術のように切る必要がなく、短時間の治療で高い治癒率が期待できるため、「様子を見る」のではなく、「しっかり治す」という選択肢を取ることが可能になります。

また「早めに治療をして、安心して過ごしたい」
、「できるだけ負担の少ない方法で、子宮を守りたい」そのように考えている方にとって、フェノール療法は貴方の大切な未来を守るための優しい治療法です。

経過観察を続けることで、CIN2が進行し、最終的に手術が必要になってしまう可能性もあります。そんな中、フェノール療法なら、早めに治療することでそのリスクを最小限に抑え、ご自身の選択で健康な子宮を守ることができます。

輝かしい未来は貴方のもの、大切な心と身体のために、「不安なまま待つ」のではなく、「安心を手に入れる」ために、一緒に前向きな選択をしませんか?

当院が経過観察ではなく積極的治療をおすすめする理由

進行リスクの抑制

CIN1・CIN2は自然に治ることもありますが、一定の割合でCIN3や子宮頚がんへ進行する可能性があります。特にCIN2は約20%がCIN3へ進行するとされています。

将来的に手術を受けずに済む可能性

進行してしまうと、円錐切除術などの外科的手術が必要になり、子宮への負担が増えることがあります。早めに治療することで、負担の少ない方法で改善できる可能性が高まります。

妊娠・出産への影響を防ぐため

CINが進行し、手術が必要になった場合、子宮頚管の長さが短くなり、将来的に早産や流産のリスクが高まることがあります。妊娠を希望される方には、子宮を守るためにも早期治療が大切です。

不安な時間を減らし、安心を得るため

「このまま様子を見て大丈夫?」という不安を抱えながら過ごすより、積極的な治療を行うことで、安心して日常生活を送ることができます。

フェノール療法なら低侵襲で治療可能

フェノール療法は、痛みが少なく、短期間で治療できる選択肢です。手術のように子宮を傷つけることなく、高い治癒率が期待できるため、早めの治療を選択するメリットは大きいといえます。
「待つ」よりも「治す」選択を。あなたの健康と未来のために、安心して治療を進めましょう。

フェノール療法とは?~切らずに治療する新しい選択肢~

フェノール療法は、病変部にフェノールを塗布し、異形成細胞を化学的に除去する治療法です。従来のレーザーや円錐切除術と異なり、痛みや体への負担を最小限に、外来で短時間で行えるのが大きな特徴です。

フェノール療法の5つの特徴

01 切らない・痛みが少ない

  • 円錐切除術(LEEP手術)やレーザー治療と異なり、子宮を傷つけることなく治療が可能
  • 麻酔不要で、治療時の痛みがほぼない

「手術は怖い」「痛みが心配…」という方でも安心できる治療法です。

02 CIN1・CIN2に対して98%の高い治癒率

  • CIN1・CIN2の治癒率は98%(※)
  • 早めの治療で、進行を防ぎ、子宮を守ることができる

経過観察で不安を抱えるより、ご自身の選択で心と身体に安心をもたらします。

03 外来で短時間治療が可能

  • 1回の治療はわずか数分で完了
  • 入院不要、日常生活への影響もほぼなし

忙しい方でも無理なく通院・治療が可能です。

04 安全性が高く、副作用もごく軽度

  • 副作用は軽度のめまい(数分で消失)のみ
  • 切開を伴わず出血・感染リスクがほとんどないため、回復が早い
  • フェノールは医療現場で長年使用されている安全な消毒・治療薬
  • 施術は短時間で終了し、全身への影響が少ない

安全性の高い治療法として、多くの患者様に選ばれています。

(※)金沢医科大学・学位論文【子宮頸・腟部HPV関連疾患の薬物治療有効性と治療効果に影響する因子についての解析】より


フェノール療法の期間と推奨回数

CIN1の場合

  • 3ヶ月(1ヶ月に1回、最大3回)

CIN2の場合

  • 6ヶ月(1ヶ月に1回、最大6回)

※CIN3はフェノール療法適応外となります。

予防医療としての最善な治療法もご用意しております

フェノール療法とともに、体の内側から健康を支える予防医療を取り入れることで、治療効果をさらに高めることができます

HPV感染や異形成の進行を抑えるためには、免疫力をしっかりと整えることが大切です。

そのためにおすすめなのが、ココラクト内服と高濃度ビタミンC点滴です。

ココラクト内服の効果

腟内環境を整え、免疫力を高めることは、HPV排除を促す重要なポイントです。

  • 腟内乳酸菌を増やし、免疫機能を向上
  • HPVの排除を促し、異形成の進行リスクを低減

高濃度ビタミンC点滴の効果

ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、細胞の修復や免疫力向上に効果的です。

  • 活性酸素を除去し、異形成細胞の修復を促進
  • 免疫機能を高め、HPVの排除をサポート

点滴の種類

12.5g(通常量):細胞修復と免疫活性化25g(高濃度):より強力な抗酸化作用で異形成の改善をサポート

フェノール療法+免疫療法で、より高い治癒率を

フェノール療法で病変部を治療しながら、ココラクトと高濃度ビタミンC点滴を併用することで、体の内側からもアプローチし、より高い治癒率を目指します。


「ただ治すだけでなく、再発しにくい体をつくる」 未来の健康のために、今できる最善のケアを始めませんか?


費用と治療プラン

フェノール療法のみ

メニュー詳細価格
フェノール療法(単独)1回11,000円
3回セット29,700円
6回セット52,800円

フェノール療法+免疫療法セット

メニュー回数価格
フェノール療法
高濃度ビタミンC点滴(12.5g)
ココラクト
1回22,600円
3回セット61,000円
6回セット108,400円
フェノール療法
高濃度ビタミンC点滴(25g)
ココラクト
1回29,100円
3回セット78,500円
6回セット139,600円

免疫療法セット

メニュー回数価格
高濃度ビタミンC点滴(12.5g)
ココラクト
1回11,680円
3回セット32,700円
6回セット60,800円
高濃度ビタミンC点滴(25g)
ココラクト
1回18,180円
3回セット50,200円
6回セット92,000円

これからのあなたのために、前向きな一歩を

フェノール療法は、手術をせずに、痛みや負担を最小限に抑えながら、高い治癒率を実現できる治療法です。

「できるだけ子宮を傷つけたくない」「将来の妊娠に影響を与えたくない」という思いを大切にしながら、安全にCIN(子宮頸部上皮内腫瘍)の治療をすることができます。

貴方の身体は、貴方にとって何よりも大切なもの。だからこそ、「ただ様子を見る」のではなく、「安心して治す」という選択肢を知ってほしいと思います。

どうか、ひとりで悩まずに、気軽にご相談ください。私たちは、貴方の気持ちに寄り添いながら、あなたが安心して毎日を過ごせるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。

フェノール療法をご検討の方へ

フェノール療法はGYNメディカルグループにお任せください。都内でも数少ないフェノール療法実施医療機関です。

  • 子宮頸がん検診でCIN1・CIN2と診断された方が対象
  • CIN1・CIN2を98%の確率で治すことが可能
  • 痛みや体への負担を最小限に、不安な時間を減らし安心を。
子宮頸がん検診「要精密検査」の方へ

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