実際にあったご相談に産婦人科専門医がお答えします。
実際にあった相談
子宮頸がん検診の細胞診で高度異形成と言われ、コルポスコピー検査してきました。
「細胞診だと高度異形成だけど、コルポだと軽度異形成、中等度異形成という場合もある。」と婦人科の先生に言われたのですが、そういうこともありえるのでしょうか?
産婦人科専門医が回答
細胞診は診断ではないので、組織診結果で評価になります。
細胞診で高度異形成疑われても、組織診結果が軽度や中等度は珍しくないので、まずは結果を見て指示にしたがってくださいね。
コルポスコピー検査は、コルポスコープという拡大鏡を使って、子宮頸部を観察する検査のことで、コルポスコープ観察時に病変部分の診断のために行う検査を組織診といいます。
組織診は異常が疑われる部分の頸部組織を数ミリ大に切り取って病理診断を行います。